お風呂はとってもとっても大事

やっほー!

日本人だもの。

やっぱり湯船にはゆっくりつかりたいよね。

「自分らしく生きる高齢者施設」MUKU代表、唐津のみっちゃんです。

今日は、お風呂の話。

お風呂も、やっぱりこだわりたいよなぁ~と、ずっと思ってきました。

お風呂ってね、一番のリハビリの場だし、一番のコミュニケーションの場。

風呂リハって言葉があるのか、無いのかわからないけど、生活の中に大きな比重を置く時間だと作業療法士的にも思ってます。

でも、大規模施設になればなるほど、それが悲しいかな流れ作業になってしまっていたり、ただの清潔保持のためだけの時間になっていたり。

下手すると、利用者さんにとって恐怖の時間になっていたりということも少なくなかったりします。

お風呂はいやだ!って認知症の方が多いのも事実。

その理由も、いろいろなんだろうけどね。

ただ単に、お風呂ギライって人は少ないんじゃないかと思う。

人と一緒に入るのがいやだったり、知らない場所でのお風呂が嫌だったり、そこがお風呂と認識できていなかったり、スタッフが異性だから嫌とか・・・何らかの理由があるんだろうなぁ~。

私のばあちゃんも、田舎から出てきて、認知症になって、マンションのお風呂になった時は『えずか(怖い)』と言って全く入らなかった。

田舎では五右衛門風呂だったからね。

まるい板を敷いて、しゃがんだ体操座りのような姿勢で入るの。

でも、マンションのお風呂は、広すぎて浅くて、滑っておぼれてしまいそうだって言ってたよ。

もしかすると、五右衛門風呂だったら入ってたかもしれないね。

そして、お風呂は、コミュニケーションの時間でもある。

裸の付き合い、命の洗濯。

お風呂にゆったり入りながら、その日の出来事、昔のことを話したり。

〇〇法なんて専門的な言葉を使わなくても、しっかりそこで、回想法ができちゃう。

だから、お風呂の時間は大事な時間なんだよね。

お一人お一人個別にゆっくり入ってもらう。

それがMUKUの理想。

私が最初に目をつけたというか、これがいい!と思ったのはリハビリデザイン研究所さんのヒノキの個浴。

さすがに、つかまりやすかったり、移乗しやすかったり、サイズも小柄な日本人にピッタリの大きさ。

雰囲気あるし、鼻歌でそうなお風呂だよね~♬

ヒノキの香りも良さそうで、リラックス効果抜群な感じ。

で、こちらは、とある施設のとあるお風呂。

うちのお風呂と同じじゃん(笑)

でも、こういう家にあるお風呂と同じようなのが、家庭での生活につなげると思えばいいのかもしれない。

うちのばあちゃんみたいに、家のお風呂が五右衛門風呂って人は今どき少ないかもしれないけど、慣れ親しんだ形のお風呂が、一番落ち着くのかもしれないと思う。

でも、本人の能力を最大限に生かせる環境の工夫をしてあげたい。

座ることができれば、ほとんどの人は、普通の個浴に入れる。

介助の仕方も、コツをつかめば、お互いが一番楽な方法が見つかるはず。

大きなお風呂は必要ない。

お風呂って、イベントじゃなくて、日常だもんね。

で、最近見学に行って、これは良いなぁと思ったのがLIXILさんのシャワー・ド・バス。

そして、そのユニットバス、200×200サイズの浴室。

ユニットバスだけど、この広さはいい感じ。

浴槽は、大きすぎず、私(身長160cm)が、足を伸ばして入るのにちょうどいい。

女性や小柄な男性、つまり高齢者にはぴったりサイズだと思う。

移乗台も必要に応じて動かせるし、使えそう。

そして、FBで村上さんに紹介していただいたのが、これ⇩

これはまた、お風呂では新発想!

確かに、トイレでこのFUNレストテーブルがあるとすごく便利。

身体をしっかり預けられるから、介助者1人分になるという優れもの。

これをお風呂に!というのは、確かにありだよね~!!

でも、最初からすべて揃えるのではなく、必要に応じて、いろいろと考えながらその人に適したものを用意できると良いなぁと思います。

なかなか全員に適したものを施設でそろえるというのは、難しいけど、そこをやっていくのもまた、やりがいがあって面白い(OTの血が騒ぐのです(笑))

専属大工さんもいるからね(笑)

ということで、お風呂あれこれでした~♬

明日も笑顔でいきまっしょ~~~~~~~♬

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