やっほー!
育児と介護をリアルにつなげたい、MUKU代表、唐津のみっちゃんです。
今日は、先月お邪魔した、オーストラリアの高齢者施設を紹介したいと思います。
ここは、主に認知症の方をケアする入所施設。
日本でいう特養みたいなところで、低所得者でも利用できる高齢者施設とのことでした。
まずは、アクティビティ室。

介護職らしきお兄さんが、それぞれに何らかの作業活動をしている場面。
ぬり絵やパズルや、ダーツゲーム。
脳トレみたいな時間。
日本でも、こういう場面は、よく見かけますね。
隣にいる人同士が『初めまして~』なんて会話してる。
多分、初めてではないだろうけど、毎回そうやって話してる風だった(笑)
これも、日本でもありがちで、ところ変わっても同じだなぁって感想w
シーティングはほとんどされておらず、車椅子は個人に全然合っていない。
(シーティングは、まだまだ浸透していない様子)
でも、和やかで、とにかくスタッフは明るくて、案内してくれたお兄さんは
We do high high high high care!
と何度も繰り返していて面白かった(笑)
居室。
多床室と個室があり、多床室は3~4人。

結構重度な方もいらっしゃるようでした。
ちょっと病院っぽいね(^_^;)
こちらはレストラン風にした食堂。

食器やナイフ、フォークは必ずプラスチックでなくリアルなものを使う!と話されてました。
テーブル一つ一つにお花が飾ってあって、ここでは食事の他にもモーニングティー、アフタヌーンティーと、ティータイムを楽しむそう。
この辺りは、欧米人らしいね(^_^)
厨房にも入らせてもらいました。
厨房のすぐ横が、さっきのアクティビティ室で、調理しているところが見えて、においも伝わるようになってます。

「食事を楽しみにしてくれるようにね!」と話されてました。
食事に関しては、細かく個別に対応しているとのこと。

モーニングティーは、Aさんはアップルティー、Bさんはクランベリー、お砂糖が1、アフタヌーンティーはAさんはオレンジを添えて、Bさんはピーチパイは嫌いとか、お茶に関しても食事に関しても細かく書いてありました。
日本ではあまり見ないな!
と思ったのが、コカ・コーラアレルギー(笑)
なかなかないし、そもそも高齢者とコーラが結びつかない(笑)
そして、お庭。

後ろの絵は、地元の高校生が描きに来てくれたそう。
自由に出入りしていい空間らしく、ここでお茶することもあるのだそう。

しかし、さすがに日本の椅子より1、2回りはでかい!
ガーデニングもできますよ~と、車椅子でも土を触れるプランターを見せてくれましたw
図書室の一角には、メモリアルコーナー。

日本でいう、お仏壇のようなところだけど、シンプルに写真とろうそくだけ。
ここで亡くなった方を弔われているそう。
こういう場所は、やっぱり必要ですね。

施設の運営方針的なものが玄関先に掲げてありましたが、よく見ると、政府の指針みたい。
利用者1人1人のことをよく知りなさい。
利用者1人1人の個別ケアを行いなさい。
そういったこともちゃんと書いてある。
これにのっとって、自分たちはケアをしている、そう話されていました。
日本でいう、介護保険法みたいなものかな~。
でも、ここまでちゃんとスタッフに理解されて、掲示されているところはなかなかないんじゃないかなって思う。
オーストラリアの施設を見学して思ったこと。
やっぱり、何でもでかい!(人も家具も!)
目指しているところは日本もオーストラリアも個別のケアだな。
でも、鍵のかかった出入り口や、病院っぽいスタッフは、ちょっとなんだかなぁ~。
きっと、オーストラリアの施設にもピンからキリまで、いろいろなところがあるんだろうなぁ。
ここは、標準的な施設って感じがしました。
そして、日本も全然、負けてない!(笑)
なんか、いいところを盗もう!と思ってたけど、日本の良さも逆に見えたり。
オーストラリアだから、特別何が違うということもなく、目指しているところが同じようなので、そこもなんだか安心したかな。
お風呂に関しては、シャワーしかないので、一日中好きな時に対応できるそう。
ここは、文化の違いだね~。
もう一施設、小規模デイサービスに行ったので、そちらもまた今度、紹介いたしま~す♬
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