今日は、七草粥の日でした。
七草粥を食べた後、利用者さんのご自宅へ。
自宅で過ごすためのリハビリ。
そんな時間を過ごしながら、カンタキの役割について、振り返ってみたのでここに残しておきます。
看護小規模多機能(通称カンタキ)って、「看取り」とか「医療」とかのイメージだとよく言われます。
でも、そればかりじゃないってことも知ってもらいたいなーと思っています。
まぁ、むくの発信を見てもらってたら「医療色薄っ!!」って思われてるかもしれないけど(笑)
カンタキは、看護師さんの配置も多く、病院や診療所との連携が不可欠なところです。
医療ニーズが高い人も受けることができますよーってのも、ウリです。
でも、そればかりじゃない。
今までの暮らしをどう守っていくか。
今からの暮らしをどうつくっていくか。
医療的なケアを必要としながらも、在宅生活を目指す人。
病院を退院して、しばらくむくで過ごしてから、家に帰る方もいます。
そんな人とは、自宅で過ごす練習をして行きます。
施設デイサービスの逆バージョン。
普段は、介護事業所にお泊まりをして、日中、家に帰る。
平日は、むくで過ごし、週末に家に帰る。
そんな人もいます。
カンタキは、終末期だけでなく、看取りの時期を遠ざけるために、元気になっていく支援もできるはず。
医療と介護は、そうやって連携できるのではないかとも思います。
今日、利用者さんと共にお邪魔した自宅。
暮らしていくための工夫がたくさんありました。
伝い歩きをするために、所々に置かれた椅子。
つけたり消したりしやすいように、伸びた電気のコード。
本人の高さに合わせたテーブル。
床生活だったご主人のために作られた、埋め込み式のトイレ。
他にも様々な工夫。
関わる人。
声をかけてくれるご近所さん。
いろいろな小さな歯車が組み合わされて、やっと回り出すその人の、その人らしい暮らし。
むくは、カンタキは、そんな歯車の1つなんだな、と思うのです。
そんな歯車の1つでありたいと思うのです。
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