やっほー!
赤ちゃんと高齢者の力で町を元気にしたい、むく代表、唐津のみっちゃんです。
看護小規模多機むくは、入所施設ではありません。
むくの利用者さんは、通いを中心に、泊まり、訪問(看護、リハ、介護)を、それぞれのスタイルで自由に組み合わせることができます。
その中で思うこと。
むくにいる時の利用者さんは、やっぱりまだまだ、お客さん?
洗濯物を畳んでくれたり。
スイカをみんなで撫で撫でしたり(笑)
子供たちと戯れたり。
と、それぞれの時間を過ごしているけど、みんな、やっぱり自分の家とは違う、我が家ほどはリラックス出来ていないと思います。
「できることを奪わず、少しでも出来ることはしてもらいたい」
そう思っているけど、よくよく考えたら、人の家に来てて、台所に入ったり、掃除したり、洗濯したりって、よっぽどじゃなきゃしないよね。
きっと、みんなそんな感覚なんだろうなぁと、思います。
そりゃそうだよね。
自分の家じゃないのに、何で料理?洗濯?って思うわな(笑)
それに近いものを目指したいとは思っていますが、ここは、まだまだ、仕掛けを作っていく必要がありそうですw
ところで、私は利用者さん宅に訪問するのが、大好きです。
家に行くとね、みなさん、やっぱりそこの主人になります。
いつも、むくに来て「おかえりー」とは言われてても「いらっしゃい」という立場にはならない。
いずれ、そうなって欲しい気もするけど、それはすぐには無理。
でも、自分の家では私達にも「いらっしゃい」なんですよね。
そして、自分の物に囲まれて、本当に自由な、素の顔になる。
これには、どんなにいいケアをしても、やっぱり叶わないなぁと思うのです。
ベッドの上でも「家の主人」って顔になる。
魚拓なんかがあったりして、昔話や自慢話を聞かせてもらえる。
家では、その人の人生が見えるんですよね。
家族さんの声を聞くこともできる。
その人が、その人らしくいてもらうためには、何がその人らしいのかを知らなきゃ、到底無理。
家の中にあるこだわりのもの。
朝はパン、ご飯、パンにはマーガリンなのか、ジャムなのか、ジャムならイチゴかマーマレードか、何が好きなのかな?
寝るときは、枕は高いのかな、低いのかな?硬さは?
お茶は、熱々はダメで少しぬるめがいいとか。
そんな小さなこだわりを知りたいんです。
もちろん、聞いたところで、全てを望み通り叶えてあげることはできないかもしれない。
こちらの都合を聞いてもらうこともある。
でも、知っているのと知らないのとでは違います。
その人を知るには、いろいろな角度からのその人を知ることが大事なんです。
そして、家族の話を聞かせてもらう。
家族の想いを知る。
私たちは、家族にはなれないけれど、想いに共感し、その想いを形にする力にはなれます。
家がイイのは当たり前。
むくは、どう頑張っても、それ以上にはなれない。
これは、自覚しておかなきゃなぁ。
だから、「家での暮らしがイイ」という人には「できるだけ家で暮らす」為の支援をしていきます。
ご家族に、介護方法をお伝えしたり、本人と一緒に練習したり。
福祉用具を検討したり、使い方をお伝えしたり。
そういえば、福祉用具屋さんとも、病院で働いていた時より、ちょくちょく会うようになった気がするな(笑)
家での暮らし、むくでの暮らし。
それぞれで、いろいろです(*^_^*)
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